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書いてるのは
自称「パン屋のオヤジです。」
この方、ときどきパン業界の暴露記事を書いており、
パン屋のことを知らない私は
へぇーそーなんだ、と思ってました。
が、今回はちょっと違う。ひどすぎる。
元のアカウントには5000人近い友達、
私と共通の友達もいます。
同じ記事に
いいね289やシェア191と多い。
特に、この手の話、シェアする癖がある人が
異常に多い気がする。
以下、引用
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「国内産小麦栽培」には年間7回”以上”の農薬を散布します。まずこの回数に驚かれたと思いますが、以下にその農薬名のみ列挙いたします。
第一回:トモノールS,ベフラン液剤、ノーモルト乳剤
第二回:BT剤、EBI単剤、
第三回:BT剤、防除剤
第四回:EBI剤、BT剤
第五回:フェニックスZ水和剤、モスピラン水溶液
第六回:スターマイトFL,有機銅水和剤
第七回:アリエッティ、コロマイト乳剤
以上が代表的な農薬です。
木村秋則氏の著作によれば、リンゴ栽培の場合年間11回もの農薬散布を行っているそうです。上記の農薬の殆どは「体に良い」清涼飲料水、ドリンク剤、ビタミン剤を製造販売なさっておられる大メーカーばかりです。
これが「国産小麦」の実態です。安全、安心と言われている「国産」でもこのありさまです。
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まだあるが、引用終わり
以下、私の解説
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・トモノールSのメーカーに勤めていたものです。
この記事全体、何かの間違いじゃないですか?
トモノールSは小麦の登録はありません。小麦に使いません。
ノーモルトも、スターマイトもありません。
フェニックスZは、ユニックスZの間違いじゃないでしょうか?
トモノールS登録内容
https://www.oat-agrio.co.jp/cgi/psearch/item/2013101716004604/index.html
スターマイト、コロマイトは殺ダニ剤です。
麦に、防除が必要なほどダニが出るなんて聞いたことありません。
BT剤を3回も使ってどんな虫を防除するのでしょう。
ノーモルトも、モスピランも殺虫剤です。
日本の小麦は秋に種まきして、5-6月収穫が多いので、
ほとんど虫がでません。
この小麦の農薬例はどこの県のどこの農協のものでしょうか?
1回目にトモノールS、2回目にEBI、夏に殺ダニ剤というのは
りんごの防除暦に近い気がします。
私の住む長野県の
農作物病害虫・雑草防除基準には
麦類の農薬はすべて病気対策の殺菌剤で、
殺虫剤、殺ダニ剤はひとつも載っていません。
小麦では赤かび病が産生するカビ毒DONが問題になっております。
そのため、農薬散布がかかせません。
農薬がいやならカビ毒いっぱいの小麦を食べることになります。
ちょっとデタラメが多すぎる内容だと思います。
こういう記事を肯定的にシェアする管理人の知識程度に
疑問を感じます。
by 農薬会社30年勤務、長野県農薬管理指導士
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私の言うことも間違いあるかもしれません。
どうぞ、
小麦産地の
北海道、栃木、群馬、佐賀、福岡などのみなさま、
近くの農協や、農業試験場、道県庁の農業技術課、農薬会社などに、
聞いてみてください。
画像は、直接関係ありません。
最近、いかにも体に悪そうな甘いパン食べたくなる。
6次産業化プロデューサー
エントモ
6次産業化プロデューサー、農業+加工品+販売で6次産業といいますが、 特に販売について重要と考えています。ほかの産業も同様で、「売り方」が 極めて大事だと思っている。夏は志賀高原ガイド、冬はりんご売り。
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